どうしてISBNで本を特定する必要があるのですか？

『ユアアイズ』アプリで本を読むときや、ボランティアツールで本の読み上げ修正を開始するときには、ISBNと呼ばれるコードで本を特定、識別します。ISBNは、本に固有の番号です。

　アプリで本を読み始める場合、メインメニューで「表紙で本を選ぶ」か「ISBNを入力する」を選択します。「表紙で本を選ぶ」を選択した場合は、本の裏表紙と表紙をカメラで撮影し、本に印刷されたISBNコードを自動的に読み取ります。ISBNが読み取れない場合には、「ISBNを入力する」画面で、本のカバーや奥付のページに印刷されたISBNコードの数字を入力します。
　アプリは前回読まれた本のISBNコードを覚えていますので、識別した本を続けて読む場合には「ISBNを入力する」を選択してください。

　ISBNコードを入力しなくても、本を読むことができます。
　ISBNがついていない古い書籍を読む場合や、ISBNを読み取れない場合には「書名未定でよむ」を選択してください。

　ISBNで本を特定するのには、次のような理由があります。

　ユアアイズサービスは本のページを撮影してサーバーで解析し、読み上げデータに変換します。この過程で、サーバーで正しく文字が読み取れない場合があります。また、特殊な読み方の固有名詞など読み方を判別できない場合があります。こうしたシステムの限界をボランティアがボランティアツールを使って補正します。ボランティアは一冊ずつ本の補正を行ない、このデータを学習データとしてサーバーにアップします。

　アプリで本を読むときに、ボランティアによる学習データがある本であれば、学習データを参照して、より正しく本を読み上げることができます。アプリで読む本と、学習データの対応をとるために、本に固有のISBNと、ノンブル、つまりページに印刷されたページ番号を用います。ISBNで本が特定できていれば、より快適に本が読み上げられるという仕組みです。